前回の体験談④【煙を食い止める工夫】」からの続きです。
煙がこちらの室内に流れ込んで来ないよう、いくつか工夫をしてみたものの、焼け石に水でほとんど効果はありませんでした。
冬も隣人のベランダ喫煙は続いたが…
そうこうしているうちに冬になり、窓を閉めて過ごすようになったので、洗濯物を干したり取り込んだりする時に運悪く煙に遭遇するていどで、家中がタバコ臭くなって苦しむことはなくなりました。
ただ、浴室の換気扇はカビ防止のために24時間運転しているので、ベランダ側の通気口からは、窓の近くにいると煙が入ってきて「吸い始めた」とはっきり分かりました。
とはいえ、夏に比べれば頻度も減ったように思いました。
数日間まったく臭わないこともあり、
「もしかしてタバコをやめたのかも」
「ベランダ喫煙が迷惑だと気づいてくれたのかも」
と淡い期待を抱いては、また頻繁に煙の臭いがするとガッカリ…の繰り返しでした。
ホッとして、春になってもまだ喫煙が続いていたら、一度話し合えれば…と思っていたのですが。
ある日、洗濯物全部にタバコの臭いがついていた
ある日、お風呂上りに肌着を着ようとした娘が、
「これ、タバコ臭くて着られない…」
と言ってきました。
隣人のベランダ喫煙が始まって以来、夫のものや靴下などを隣家側に干し、肌着や子どもの服は隣から離れた側に干していたのですが、その日は冷たい雨が降り、風がなく湿度の高い日だったため、全部の洗濯物が匂いを吸い込んでしまったようです。
替えの肌着すべてにタバコの匂いがついてしまい、着るものがないという事態になってしまいました。
仕方ないので、今日着た肌着をもう一度着させることにしましたが…。
タバコの煙の迷惑にプチっと切れてしまった
どうして、まったくタバコを吸わないわが家の子どもが、着る服もないという目に遭わなくてはいけないのか。
春になったら、様子をみて話しあえれば…と思っていましたが、急に怒りが湧き上がってきて、勢いのように玄関を出ていました。
心臓はドキドキしていましたが、見た目は冷静に、チャイムを押すと、隣家のご主人が出てきました。
そして思い切って直接話をしたところ…隣人からは驚くような答えが返ってきたのです。
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