前回の体験談③【管理会社に相談してみた】」からの続きです。
管理会社に相談するも、「やり過ごすしかないですよね~」と、ベランダ喫煙に対しては特に施策なしという姿勢でした。
煙の通り道をふさいでみた
仕方ないので、少しでもこちらに流れてくる煙を防ごうと工夫してみることにしました。
各戸の間にある、石膏ボードのベランダ仕切り板。
壁側とコンクリートの床にサッシ枠で取り付けてありますが、上部はがら空き、下は10センチほどの隙間があります。壁との間も2~3センチあいています。
この仕切り板には「災害時に突き破って避難できます。ものを置かないで下さい」とありますので、避難の妨げにならない方法を考えなくてはいけません。
まず、ホームセンターで養生テープ(貼ってはがせるガムテープ状のもの)を購入し、壁との隙間に貼ってみることにしました。
下側は、植木鉢を乗せるためのレンガがいくつかあったので、それを並べて塞いでみました。
上部は広く空いているので、テーブルクロスなどに使う透明のシートを吊るすことにしました。風ではためいてしまうのであまり効果はないかもしれませんが、板などでふさぐと隣家も暗くなって迷惑だろうし、万が一落下したりすると危険だと思い、この方法をとりました。
扇風機を置いてみた
次に、窓の外に、小型のサーキュレーター(送風機)を置きました。
特に、夕食が終わった頃から夜10時半ごろまで頻繁にタバコを吸いに出てくるため、夕方からダイヤル「強」にして、ベランダの外に向けて連続送風にしてみました。
目張りも扇風機もあまり効果なし
しかし、その日も夕方から隣人のベランダ喫煙が始まると、やはりあっという間に家中がタバコの匂いでいっぱいになってしまいました。
タバコの煙を外に向かって吐き出しているので、手前の隙間を少しふさいだところで無駄だったようです。
タバコの煙を測定したTV番組によると、匂いが完全に薄まって消えるのは20m以上離れてからだそう。
隣のベランダとは1~2mしか離れていないですし、体験談①に書いたように、風向きが年間通じて隣家→わが家の向きなので、多少抵抗したところで、自然の空気の流れには逆らえないことが分かりました。