はじめに
今、この記事を読んでいる人は、マンション・アパート・一戸建てなどの、ご近所のベランダ喫煙で苦しんでいて、なんとか解決方法がないかと探している人ではないでしょうか。
少し前の私も同じ状況でした。
この体験談では、連日のように室内に流れ込んでくるタバコの煙と、他人を苦しめても平気なタバコの主へのやるかたない憤り、それに対して私のとった行動などを、時系列に添って書いていきたいと思います。
更新がゆっくりめになるかもしれませんが、できるだけ努力して記事を上げていこうと思います。
なお、このサイトでは、喫煙自体を批判したり否定するものではありません。
(もちろん、本人の健康のため禁煙できることを願っています)
喫煙者の大部分は「喫煙しない人に健康被害を与えない」ことは当然だと思っておられることでしょう。
一部の人のモラルや常識の欠如によって、喫煙者全体が肩身の狭い思いをしないためにも、喫煙者にもぜひこの実態を知り、非喫煙者に健康被害を与えないことを広めていただければ本当にうれしく思います。
入居~数年間は良かった
管理人は、とある県の県営住宅に住んでいます。
大都市近郊では、県営住宅や市営住宅というと貧困世帯の住むところで、治安も悪くボロボロの団地というイメージがあるかもしれませんが、地方都市ではそうとも限らず小ぎれいなことも多いのです。
わが家も新築と同時に入居したため、当初は何の問題もありませんでした。
隣の家族も同時に入居しており、子ども同士で花火をしたり、円満に近所づきあいをしていました。
隣人のベランダ喫煙が始まった
ところが、入居して数年が経ったころから、隣家のご主人がベランダで日夜タバコを吸うようになりました。
この団地は高台にあり、年間を通じて海→山へと風が吹いています。
この風向きは台風などでもない限りほぼ変わりません。
そして、隣家が海側なので、ベランダで吸ったタバコの煙はまっすぐわが家に入り、リビングと子どもの寝室→キッチン→大人の寝室へと流れます。
つまり家中がタバコの煙でいっぱいになるんです。
上の子は喘息もあり、タバコの煙が悪化要因であることは医学的にはっきり証明されています。
冬場は窓を閉めれば防げますが、6月頃から10月上旬までは窓を開けて過ごす日が多くなります。
特に困ったのが夜です。
うちの家族は、夏に一晩中エアコンをつけて寝ると乾燥で喉をいためたり、風邪を引いてしまったりすることがあります。
なので、よほどの猛暑日でなければ、子どもが眠り私も寝室に行く10時~11時には、ベランダ側の窓を開けていくのが習慣でした。
ところが、隣家のベランダ喫煙が始まって以来、向こうが帰宅した夜7時頃から11時過ぎまで、約15分置きに大量のタバコの煙と匂いが部屋に流れ込んできます。
誰かが起きているうちは急いで窓を閉め、終わった頃を見計らってまた窓を開ける…の繰り返し。
しかし、私が寝てしまえば、誰も窓を閉める人がいません。
眠っていた子どもたちが「タバコ臭い…」と目を覚まして半分寝ぼけたまま窓を閉め、あわや熱中症ということが何度か起こりました。